森林公園とっとり出合いの森

剪定くずリサイクル活動

樹木剪定枝のリサイクルについて

■はじめに
公園に植えられた樹木は年々生長するために、メンテナンスを行う必要があります。多くの場合、一年を通して計画的にメンテナンスが行われており、その中には枝葉を切り取る剪定作業が行われています。剪定された枝葉はゴミとして処分される場合が多く、ほとんとが焼却処分されているのが現在の状況です。
ゴミの問題は、年々深刻になっています。ゴミをいかに少なくして、再利用を行うかが、とても大切なことではないでしようか。ゴミを減らすという行為は、ゴミを焼却することで排出されるCO2の低減もでき、私たちの生活環境を守ることにもつながります。
出合いの森公園では、そのような中で少しでも再利用できるものは、積極的に再利用することが必要と考えています。造園の仕事に携わる中で、造園の資材として再利用できないかという点に着目し、樹木の剪定枝葉のリサイクルを行います。
■樹木剪定枝葉の再利用先
樹木の剪定枝葉にはとのような再利用ができるのでしょうか?
まず、細かく粉砕することによって大きな材をチップ化します。チップ化には数段楷の工程を繰ることで、用途に合わせた大きさに加工することができます。加工された木材チップの利用方法としては、以下の3つが考えられます。
  • マルチング材としての利用
    ■マルチング材
    チップを均等に植栽等に敷き詰めることにより地中温度を安定化し、土壌の乾燥防止に役立ち雑草の発芽を抑制します。また数年で自然に分解され良質な土壌へと変っていきます。
  • クッション材と原料としての利用
    ■クッション材
    チップを均等に公園の園路等に敷き詰めることにより、快適な歩道になります。
  • 堆肥の原料としての利用
    ■堆肥化
    チップを堆肥化施設で培養すると堆肥として生まれ変わります。この堆肥を土に混ぜると、植物の生育に対し、良質な土壌となります。

Copyright(c) 2006 森林公園とっとり出合いの森 All rights Reserved.

〒680-1417 鳥取市桂見293 電話(0857)31-3930